1965-12-03 第50回国会 参議院 日韓条約等特別委員会 第9号
きのうの私の質問に対する冒頭の大臣の答弁と、ただいまの水産庁長官の答弁との中に、はっきりしなければならぬことが出ておりますので、魚族資源保護に関するただいまの質問に関連してお伺いをいたしたいのでありますが、共通して政府の答弁されたのは、トロール禁漁線あるいは機船底びきの禁漁線には韓国側も入らないし、日本側はもちろん入らない。
きのうの私の質問に対する冒頭の大臣の答弁と、ただいまの水産庁長官の答弁との中に、はっきりしなければならぬことが出ておりますので、魚族資源保護に関するただいまの質問に関連してお伺いをいたしたいのでありますが、共通して政府の答弁されたのは、トロール禁漁線あるいは機船底びきの禁漁線には韓国側も入らないし、日本側はもちろん入らない。
それからうちのほうで出したものを見ると、そういうトロール禁漁線なりあるいは機船底びきの禁止線もなければ、私が必要とする何マイル沿岸から離れているかというものも、正式にはこういうガリ版刷りでは十分はっきりしない。いろいろな附属文書には出ておりますが、なぜ地図にそういうものがはっきり韓国では示されておるものが、わが国では出せないのか。
大臣、トロール禁漁線の中に韓国は五十トン未満を入ることをちゃんとあなたは確約しているじゃないですか、日本政府は。何です、いまの答弁は。所管大臣としてそういう無責任なことができますか。日本ははいれないが、韓国は五十トン未満のトロール船は今後も永久に入ることを日本政府と約束しているじゃないか。
韓国の議事録をしさいに読めば、たとえばトロール禁漁線あるいは機船底びき禁漁線、そういうものが説明の中にある。車農林部長官は「次に、ここにある」というような発言をして――これは決議録に載っておる。それには、いま言ったように、日本政府が示したような資料以外に、いま言ったようなトロール漁船の禁漁線なり、あるいは機船底びきの禁漁線というような線を引いたものを前にして、車長官は国会で説明をしておる。
○二宮文造君 大臣にお伺いしますがね、いま一番遠い島を含んで直線基線を引いたのはおかしいと、そういう意見あるいはそういう反論を救済する意味において、暫定的な禁漁線というものを設けたと、これはまあ妥協の産物であるかのような、またそれを救済するかのような政府委員の答弁なんですが、暫定的禁漁線、あえて暫定的とこう言っているのは、その暫定的というのはどういう、何年、あるいは将来、この暫定的禁漁線をどう取り扱
○羽生三七君 そこで、この済州島東西の禁漁線は、将来この付近の基線問題が最終的に解決されるまでの暫定的な取りきめ、こう言われておるのは、そういうことですか。
禁漁線、そういう線ではない。そういうのは国際的にもないと思います。両国の協定でそこには入らない、こういう話し合いの地域だと思います。だから、たとえば、日ソの漁業でもって、オホーツク海、こういうところへ入らない、こういうことを両方できめれば、これは入らないということに相なると思います。そういう協定の地域。
それから、もう一つ確かめておきたいことは、この禁漁線という新しい字が今度出てまいりました。それで、この禁漁線というのは、直線基線でもない。基線でもないようです、政府の御答弁では。だといたしますと、この直線基線というものは、領海及び接続水域に関する条約、こういうものによってきめられるわけです。ところが、この禁漁線というものは一体どういう法的な裏づけがあってこういう線が出てきたものでしょうか。
○戸叶委員 私も、禁漁線というように新聞で見たものですから、これは一体どういうことなんだろうというふうに不審に思ったわけです。そうすると、禁漁線ではなくて禁漁区域、魚をとってはいけない区域となる。そうすれば、魚をとってはいけない区域というものは協定によってできるのであって、これはどの条約とかなんとかいうような根拠はなしに、そのつど話し合いによってつくるものだ、こういうものですか。